今年は梅雨らしい梅雨ですね
しとしとジメジメな雨の降り方
縮毛矯正の需要も高まってますが
同時に
縮毛矯正の失敗も…
縮毛矯正の失敗って?
縮毛矯正かけたのに
家に帰って髪を洗ったら
なぜかチリチリゴワゴワ広がる状態…
これ
縮毛矯正の失敗です😢
縮毛矯正でダメージの限界を超えてしまうと
チリチリにうねったり
硬くなったり
広がってしまったり
いわゆる
びびり毛という状態です
ビビり毛とは
施術によるダメージの蓄積が
限界を超えると怒る現象で
髪の内部のタンパク質が壊れ
スカスカになってしまってる髪なんです。
なので
濡れてる時は
スカスカ部分に水が詰まってるので
ストンッとまっすぐなんですが
乾かしていくうちに
内部の水分が蒸発してスカスカに
空洞部分が萎んで
髪が細かくウネウネチリチリ
してしまうんです
ビビリ毛は元には戻せない
正直
この状態になったら
元に戻すことはできません。
ビビリ毛になった部分は
切ってしまうのが一番です。
とはいえ
場合によっては
そんなに短くしたくないですよね
なので
一応ビビリ毛に対しての
応急処置的な施術もあるにはあるんですが
元に戻るわけではないので
最終的には
いつかは切らないといけません。
実例
他店で縮毛矯正をかけたのですが
広がって髪がバサバサに…
完全にびびり毛になってしまってます。
ハイトーンのカラーと
縮毛矯正を繰り返していたんですが
今まで大丈夫だったのに
今回こうなってしまったと。
根元半分ぐらいはなんとかなりそうですが
毛先は結構厳しい状態です。
ビビリ毛対応として用意してるのは
①ハナヘナによる内部補強
②ビビリ修繕
のどちらか
安全性を優先するなら
ハナヘナによる内部補強です
びびり毛は髪の内部がスカスカなので
ハナヘナをダメージで空洞になった部分を
穴埋めするイメージです。
これでも多少落ち着かせることは
可能です。
ただ
最初は1,2週間ぐらいのペースで
ヘナをやり続ける必要があります。
ビビリ修繕は
薬剤を使用して
無理やりチリチリを伸ばす方法
こっちは
即効性があるんですが
ダメージをさらに進行させるし
場合によっては
やったのに効果が出ない(伸びない)
こともあるのでちょっとリスキーです。
どちらでいくかは
相談しながら決めて行きますが
今回は
ビビリ修繕で対応を。
仕上がりはこちら
ぱっと見は落ち着きました。
それでもよく見ると毛先はまだ
少しチリチリ感が残ってます💦
これでも修繕的にはうまくいった方です
しかもこのあとは
ホームケアで
DOSシャンプー、トリートメントは必須!
アウトバスでSPも使って欲しいところ
そして毎日
お風呂上がりにしっかり乾かす。
朝もブローは必要になってきます。
びびり毛になっちゃうのは100%美容師の責任
ここまで縮毛矯正の失敗で
びびりになっちゃうって話をしましたが
ビビリ毛になっちゃうのは
100%美容師の責任です!
お客さんは一切悪くありません。
そりゃそうだろ!と
思うと思いますが
実際ビビリ毛になった方が
来店される場合
自分の髪質が悪いと
思い込んでる方が多いんです😢
これは多分
びびりになっちゃった時に
美容師がいろいろ言い訳して
最終的に
「〇〇さんの髪質が…」
って台詞を付け足すから
その髪質を見抜けなかったのは
お前だろ!ってことですからね
偉そうなこと言ってますが
正直僕も過去に
びびり毛を出してしまったこともあります
本当申し訳なく思ってます。
そんな経験もあるので
毎回、未だに
縮毛矯正にはびびって
慎重に対応しています。
少しでも失敗を避けるためのお客さんができる防衛策
100%美容師の責任ですが
初めてのお店とかに
矯正を依頼する場合に
少しでも失敗のリスクを下げる為に
お客さんができることは
今までの履歴をなるべく伝える
です。
どれぐらい前にどんなメニューをしてるのか?
例えば20cmぐらい
髪の長さがある場合
2年間の履歴を伝えれるとベストです
まあ
そんな細かく覚えてる人も
いないですけどねw
ざっくりでもいいので
どれぐらいの周期で染めてる
矯正してるを伝えたり
過去に美容師側から言われたことを
伝えるのも
僕らとしては参考になります。
例えば
思ったより染まるね!とか
パーマが取れやすい髪だ
と言われたことなるなどなど
美容師と言っても
髪の内部まで見えるわけじゃないし
初めての人を施術する場合は
最初の薬剤設定は
勘
ですからね!
もちろん当てずっぽでなく
話を聞いて
今までの経験を元にして
考えた勘ですがw
とにもかくにも
湿気で縮毛矯正の増える季節なので
縮毛矯正による失敗が
起こらないことを願ってます。
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