いや〜暑いですね〜!そろそろ梅雨入りらしいですね。最近は縮毛矯正のお客様が多くなってきていますが、矯正しとけば湿気に負けない髪になって楽チンヘアになりますからねw
で、縮毛矯正やカラーやパーマとセットになってることが多いトリートメント。このトリートメントというやつを勘違いしてる人も多いので、今回はトリートメントの役割をお伝えします。
トリートメントでダメージを軽減してるワケじゃない
例えば縮毛矯正の場合、トリートメントを同時に施術することが多いと思います。この場合、トリートメントをした場合としなかった場合で、髪が受けるダメージに違いはありません!
これはカラーもパーマも一緒です。トリートメントを一緒にやったからといって、髪がうけるダメージを軽減しているワケじゃないんです。この事実、結構知らない人が多いんですよね。
なぜ軽減されないの?
縮毛矯正でもカラーでもなんでも、トリートメントを一緒にしておいた方が髪に良い気がしちゃうんですが、実は変わりません。なぜなのか?
例えば縮毛矯正の場合、クセでうねってる髪を真っ直ぐに変化させるんですが、うねった髪を真っ直ぐに変化させるのに必要な力があるワケです。仮にAさんのうねった髪を真っ直ぐにするのに必要な力が100必要だとしたら、100のダメージを伴います。これをトリートメントをしたからといって、100必要なところを80に抑えて真っ直ぐにすることはできません。100必要な髪には100のダメージも必須です。
カラーも一緒です。黒い髪を10トーンまで明るくするのに必要な力があるので、それに伴うダメージは必須。トリートメントをしたから8トーンぐらいの力で10トーンにする事はできません。10にするには10にする力が必要です。
髪質によって8トーンの薬剤で10トーンになる髪がありますが、ここでいってる事はそういう事じゃないですからねwこの髪質の人でも10トーンに明るくするのに必要な力は10トーンにする力です。
トリートメントをしない理由
縮毛矯正の時、僕はトリートメントをしません。する場合はリタッチ矯正(伸びた部分だけ矯正する)の時に矯正をしない毛先部分にトリートメントをするぐらいです。矯正部分にはトリートメントをしないんです。上でもいってますが、トリートメントをしたからといってダメージ軽減ができるワケじゃないですし、むしろ髪にとってトリートメントは異物です。異物が髪に混ざってると、薬剤の反応を妨害します。なので場合によっては100の力で伸ばせるのにトリートメントが髪に入ってるせいで、薬剤の反応が邪魔されて、110の力が必要になっちゃう場合もありますし、薬剤の反応が読めなくなっちゃう場合もあります。そしたらトリートメントをした方がダメージが多くなってしまう場合も…
例えば、縮毛矯正の場合、1剤で髪のうねってる骨組みを切断、ドライとアイロンで真っ直ぐに並び替え、2剤で固定という流れですが、1液前のトリートメントで切断不足、アイロン前のトリートメントで固定不足が起こってしまえば、家に帰ってからシャンプーしたらうねりが戻ってしまった…なんてことも起こります。
縮毛矯正が終わってからのトリートメントに関しても、例えば表面をコーティングしてツヤツヤさらさらにしたとしても2週間もすれば取れます。必ず取れます。そして、コーティングのせいで縮毛矯正で使った薬剤が髪の内部に閉じ込められる事で出るダメージも懸念されます。何もしない方が早く髪がら流出して髪にも良き事になります。
定期的なカラーと縮毛矯正を繰り返しても綺麗をキープできる
という事で、僕はカラーの時も縮毛矯正の時もほとんどトリートメントをしません。基本ホームケアだけで十分です。カラーと矯正を繰り返し施術していても、コンディションは良い状態はキープできています。
トリートメントの役割とは?
じゃあそもそもトリートメントの役割はなんなのか?
そもそも、トリートメントで傷んだ髪を元に戻す事は今現在は不可能です。どSシャンプーのSPシリーズに配合されてる新成分は髪のタンパク質にくっついたら取れないらしいので、そこだけ見れば直ったと言えるようなすごい成分ですが、髪全体で見たらまだまだ一部に有効であって直ったと言えるわけではありません。それでも表面に関してはかなり有効だしめっちゃオススメですがw
トリートメントは傷んだ状態を扱いやすくする為のものです。なので不必要ではありません。傷んで扱いにくいより、扱いやすい髪になった方が仕上がりも綺麗になりますからね!
ただどんなに小さい成分(ナノ化など)でも、どんなに深部に浸透させても、どんなに強力にコーティングしても
入れたものは出ちゃうし、付けたものは取れちゃいます。
まとめ
という事で
縮毛矯正やカラーやパーマの時にトリートメントをしても、ダメージを軽減させてる訳ではありませんし、傷んだ髪を直している訳でもないので、必ず必要かと言えばそうでもないんですね^ ^
トリートメント云々より、薬剤のパワーコントロール、ダメージコントロールが必要なんですね!
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